前処理

前処理は強震データを読み込んだ後, 加速度波形を表示する前に行う処理です。前処理の設定は, [ツール]メニューの[前処理…]から呼び出せる[前処理の設定]ダイアログボックスで確認及び変更ができます。

There are the following items;

ここには以下の項目があります。

  • オフセットを除去: チェックすると, 強震データのオフセットを[オフセット算出時間]で指定した時間の平均値で補正します。[オフセット算出時間]がゼロの場合, 全時間の平均値がオフセット値となります。
  • バンドパスフィルターを適用: チェックすると, 指定の遮断振動数を有するバンドパスフィルターを適用します。
  • 波形を水平面内で回転: チェックすると, 水平面内で強震データを回転します。チャネルはY (北南), X (東西)そしてZ (上下)の順で保持されている必要があります。[回転角度]は回転する角度[度]です。[回転角度]がゼロで, データファイルが建築研究所のACファイルの場合, 強震データはN000°E, N090°Eに変換されます。
  • 係数倍する: チェックすると, 強震データに[倍率]で指定した係数を乗じます。複数の係数をコンマで区切って指定することもできます。複数指定された係数は順次かつ循環的に適用されます。
  • 波形を切り取る: チェックすると, 強震データを切り取って, [開始時間]から[時間長]までを利用します。
  • 読み込む継続ファイルの数: 気象庁95型強震計のヘキサアスキーファイルや東京測振のT3Wファイルなど, 継続ファイルがあるかもしれないデータファイルの場合, 継続して読み込む最大のファイル数を指定します。
  • 使用チャネルを選択: チェックすると, データファイルを読み込んだ後, 以下のような使用チャネルを選択するダイアログボックスを表示します。ダイアログボックスの左側に読み込んだチャネルが並んでいますので, 使用したいチャネルをダブルクリックか[->]ボタンで右側のリストボックスに移動しえください。右側のリストボックスにあるチャネルのみが使用されます。この機能は, チャネルの順番を入れ替える目的でも利用できます。
  • 単位をcmからmに変換: チェックすると, 長さの単位を[cm]から[m]に変換します。元の単位は[cm]と仮定しています。ViewWaveは読み込んだ加速度データを0.01倍し, 単位表記の中にある[cm]を[m]に置き換えます。
  • 観測地点と地震の情報をデータベースに問い合わせる: チェックすると, データファイルを読み込んだあと直ぐに, 観測地点と地震の情報をデータベースに問い合わせます。
  • ファイル読込みの度このダイアログを表示: チェックすると, ファイル読込みの度に, このダイアログを表示します。