他の強震データファイル

その他のカンマ区切り(CSV)ファイルやASCIIテキストファイルもViewWaveは読めるかもしれません。ViewWaveは2種類のデータ形式を想定しています。ひとつは行列形式で, 他方はチャネルブロック化形式です。

行列形式は同時にサンプルされた全チャネルのデータが1行に書かれている形式です。行列形式のファイルは最初に数行のヘッダーラインがあり, その後にデータ行が続いていると仮定しています。データ行の最初の行がチャネルラベルであれば, それも読み込むことができます。CSVファイルは通常この形式です。

チャネルブロック化形式は, 各チャネルの全サンプルデータがひとつのブロックとなっており, そのようなデータブロックがファイル中に順に書かれている形式です。チャネルブロック化形式もヘッダー行を持つことができ, 更にデータブロックがチャネルヘッダーを持つことができます。建築研究所のACファイルは米国の主要な強震データファイルはこの形式です。

ViewWaveは, 形式不明のファイルをデータファイルとして指定した場合, 読む方法を尋ねるダイアログボックスを表示します。例えばCSVファイルを読む場合, 以下のパラメータを正しく指定する必要があります。

  • データ形式: データ形式を選択します。CSVファイルの場合は“行列形式”に固定されます。
  • チャネル数: 読み込むチャネル数です。最初の列を無視する場合はそれを除きます。
  • データ数: 読み込むデータ(サンプル)数です。最初の行がラベルの場合はそれを除きます。
  • サンプル振動数: サンプル振動数です。
  • cm/s/sへの変換係数: 単位をcm/s/sに変換するための乗数です。
  • ファイルヘッダーの行数: 読み飛ばすヘッダー行数です。データ行の最初の行がラベルの場合はそれを除きます。
  • 最初の列を無視: チェックすると, 各データ行の最初のデータを読み飛ばします。最初のデータが時刻の場合, チェックします。
  • 最初の行はチャネルラベル: ViewWaveチェックすると, データ行の最初の行からラベルを取得します。

他のASCIIテキストファイルの場合, [データ形式]として, “行列形式”か“チャネルブロック形式”を選びます。もし“チャネルブロック形式”が選択された場合, 他のいくつかのパラメータを設定する必要があります。

  • チャネルヘッダー行数: 各チャネルブロックの先頭にあるチャネルヘッダーの行数です。
  • 詳細を指定: 更に以下のパラメータの設定を可能とします。固定長の書式を想定しています。
    • 最初のデータ列の位置: 各行のデータが始まる位置(桁)を指定します。
    • 列の幅: ひとつのデータが占める桁数です。
    • 1行に含まれる列数: 1行に含まれる列数(データ数)です。