GMTについて

Submitted by kashima on Fri, 07/27/2018 - 09:11

GMT (Generic Mapping Tool) は、Paul Wessel と Walter H. F. Smith によって開発されている、オープンソースのソフトウェアです。「GMT は地形及びデカルト座標データを扱い、単純な X-Y 図形、等高線図、彩色表面図、3次元遠近図などの Encapsulated PostScript File (EPS) 図形を出力します。」(GMT のホームページより)

特徴

  • 30以上の図法による地図の描画が可能。
  • X-Yグラフ、コンター、3Dパースなど汎用のグラフも多種多様。
  • グリッドデータを使った等高線や塗り分け。
  • マルチプラットホーム。Unix系と相性がいいが、Windowsでも問題なし。

ということで愛用しています。強震観測のページの震央地図は GMT を使っています。

使い方

GMT は、コマンドラインから実行するツールの集合です。コマンドプロンプトやシェルを通して必要なコマンドを実行し、PostScript (PS) や Encapsulated PostScript (EPS) ファイルを作ります。出来上がった PS や EPS ファイルを確認したり、編集したりするのは他のソフトウェアの仕事です。

作業の流れ

主に論文や報告書の図を作成するのに使っています。故に、作図の品質を保つことが主眼となります。私の場合、通常の作業の流れは、

  1. GMT を使って作図
  2. GSView で確認
  3. Adobe Illustrator で仕上げ
  4. Word文書に拡張メタファイル形式で貼り付け

てな感じです。

あると便利なソフトウェア

GMT と一緒に使って便利なソフトウェアです。Windows 系のお話です。

Ghostscript と GSview
Ghostscript はPostScript 言語のインタプリタで、 GSview はそのグラフィカルなインタフェースです。Windows のみでは EPS ファイルを見ることができません。いちいち変換したり重厚な Illustrator を立ち上げるのは現実的ではありませんので GSview を EPS ファイルの Viewer として使っています。
gawk
gawk (GNU awk) はパターンの検索と処理を行う言語で、通常ファイルを読み込み、加工して出力するフィルターのように使います。GMT では、扱うデータは決められた順序で記述されている必要がありますので、オリジナルのデータファイルを加工して GMT に渡すのに威力を発揮します。

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