長周期地震動の予測手法
建築研究所は、建築物への長周期地震動の影響について、平成20年度に基盤研究「長周期地震動に対する超高層建物および免震建物の耐震性能評価技術の開 発」を開始し、平成21年度からは個別重点課題「長周期建築物の耐震安全性対策技術の開発(平成21~22年度)を実施した。この3カ年には、建築基準整 備促進事業「超高層建築物等の安全対策に関する検討」を各年度課題の事業主体との共同研究として行ってきた。建築研究資料127号は、その課題の平成21 年度成果をとりまとめたものである。当検討は、事業主体の(財)日本建築防災協会、(株)大崎総合研究所、および(社)日本建築構造技術者協会、(社)日 本免震構造協会との共同研究として行った。
- 建築研究資料第127号「長周期地震動に対する超高層建築物等の安全対策に関する検討」, 2010年(平成22年)12月
さらに、平成23年度に着手した個別重点研究課題「長周期地震動に対する超高層建築物の応答評価技術の高度化」(平成23-24年度)の関連課題におい て、建築基準整備促進事業の平成23、24年度の課題「超高層建築物等への長周期地震動の影響に関する検討」の事業主体の(株)大崎総合研究所のほか、 (社)日本建築構造技術者協会、(社)免震構造協会と共同研究を行った。その成果は以下の建築研究資料144号、147号で公表している。
- 建築研究資料第144号「超高層建築物等への長周期地震動の影響に関する検討 -長周期地震動作成のための改良経験式の提案と南海トラフ3連動地震による超高層・免震建物の応答解析-」, 2013年(平成25年)8月
- 建築研究資料第147号「超高層建築物等への長周期地震動の影響に関する検討 -南海トラフ4連動地震による超高層・免震建物の応答解析-」, 2013年(平成25年)9月
ここでは、上記の各共同研究で開発された、長周期地震動の予測手法で用いる係数や、シミュレーション結果(予測波形)を提供する。これらのデータを利用し、成果を公表する場合は、本データを利用したことを明記してください。
- 建築研究資料第127号のデータ利用について
- 建築研究資料第144号の長周期地震動データの利用について
- 建築研究資料第147号の長周期地震動データの利用について
- 建築研究資料第144号, 147号の各種係数の利用について
- 2015年(平成27年)12月21日「2. 三大平野の任意地点での長周期地震動を推定する改良経験式」を公開
- 2015年(平成27年)12月24日「2. 三大平野の任意地点での長周期地震動を推定する改良経験式」の係数を一部修正
- 2016年(平成28年) 4月20日「2. 三大平野の任意地点での長周期地震動を推定する改良経験式」の係数の補正について追記
- 2016年(平成28年) 4月20日 内閣府(2013)の地下構造モデルに基づく「2. 三大平野の任意地点での長周期地震動を推定する改良経験式」の係数を公開
- 2019年(令和元年)11月28日「はじめに」の「stations144147.txt」の数値の間違いを修正。