建築研究所の強震観測で得られた強震記録や強震観測記録を用いた研究成果は，ウェブサイトや報告書，学術論文等を通じてご紹介しております．また，所外の研究者や技術者の方も，以下のように強震記録の数値データを利用することができます．

1. ウェブ上から入手できる数値データ

各強震観測地点の地表の計測点(地表の計測点がない観測地点では地表に最も近い建物内の計測点)で得られた強震記録の数値データは，下記のウェブサイトで検索し，ダウンロードすることができます．

• 建築研究所強震観測

数値データの利用にあたっては，以下についてご留意ください．

1. 強震記録の第三者への販売・配布はご遠慮ください．
2. 成果の公表に当たっては強震記録の出典を明記してください．
3. 強震記録を使った論文や報告書が出版された場合，コピー(電子版可)を一部建築研究所に送付してください．

2. 申請により入手できる数値データ

建物の上部のセンサーで得られた強震記録については，上記ウェブサイトで波形や応答スペクトルを閲覧できますが，数値データのダウンロードはできません．このうち，下記の建物については利用申請を行うことにより建物上部の数値データを入手することができます．

• 国の庁舎 (別表 1)
• 地方自治体の庁舎 (別表 2)
• 独立行政法人の庁舎 (別表 3)
• 国立大学法人の校舎 (別表 4)

この場合，上記i.からiii.に加え，以下を数値データ提供の条件とさせていただきます．

4. 論文や報告書の構成上不可欠な場合を除き，論文や報告書に建物が特定できる情報を記載しないでください．

また一部建物については，外部への数値データの提供にあたり建物管理者との事前協議が必要となっております．このため，ご希望に添えない場合があります．

数値データのご利用には申込用紙にご記入の上，smo@kenken.go.jpあてにお送りください．

• 申込用紙 (英語)
• 申込用紙 (日本語)

3. その他の数値データ

上記1.及び2.に該当しない強震記録の数値データについては，建築研究所との共同研究によって利用することができます．

4. 出典

強震記録全般について，「国立研究開発法人建築研究所の強震観測で得られた」ものであることを明記してください．引用元を記す場合は，以下のいずれかを推奨します．

• 建築研究所の強震観測: https://smo.kenken.go.jp/ja
• BRI Strong Motion Observation: https://smo.kenken.go.jp/

また，2011年東北地方太平洋沖地震の強震記録を利用する場合は，以下の出版物を引用元としてください．

• 鹿嶋俊英, 小山信, 大川出: 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震における建物の強震観測記録, 建築研究資料No.135,国立研究開発法人建築研究所, 2012年3月 (https://www.kenken.go.jp/japanese/contents/publications/data/135/index.html)

個々の建物の強震記録や分析結果は，既に論文や報告書等で報告されている例もありますので，必要な場合は引用をお願いします．詳しくはお問い合わせください．

5. 問合せ先

各観測対象建物の管理者へのお問い合わせはご遠慮ください．

強震記録についての問合せ先

共同研究についての問合せ先